蛇谷 りえ / JATANI RIE

穴のような

漫画ぼのぼので、アライグマくんが一人でぼーっとしてるのを見つけたぼのぼのが、遠くから話しかけようとしたら、それを注意されるシーンがある(シマリスくんだったか、どっちがどっちか忘れたけど)。ぼのぼののおとうさんも、アライグマくんのおやじも、一人でいるときがある。と、誰かが知ってる状況っていいなーと思って、わたしもそうされたいし、他人にそうしたいと思うのだけど、つい、一人でぼーっとするのが耐えられないときに、別の人に声をかけがちで、いきなり用もないのに連絡来るの嫌なのに、連絡とかしちゃって、そういう誰かにすぐにアクセスできない、されないように、携帯電話を不便なやつに変えたのに。反省。今日は天気がよかったので、犬といつもより長めに散歩をした。犬も一人でくんくんくんくん地面を嗅いでいて、面白いからまた声をかけそうになったけど、ぐっとこらえて、遠くから吹いてくる風をも嗅いで、笑ってたので、わたしもしずかに笑った。一人の時間は穴みたいなもので。その穴は、土足で入っちゃいけないし、埋めちゃだめで、穴があることを大事にしないといけない。

2016年02月04日 BLOG