蛇谷 りえ / JATANI RIE

仔猫

7月10日、二ヶ月の猫が家にきた。7月7日に大雨が降って池の水があふれて犬とあわてて車にのって、川のような道をくぐってたみへ避難。たみにいるみんなで腹ごしらえしてから、風はなく雨が降り続けるので、恐る恐る家をのぞきにいくと床下浸水していた。そのまま町を歩いてまわると、なかなかの光景だった。8日、水位がさがって自宅に戻って掃除をした。たみに戻ったらスタッフが復旧作業をしていた。他の店の掃除も手伝っているスタッフをみながら、私はたくさんの連絡の返事を返した。8日の夜にはたしかもう家で寝て過ごして、朝がきてもずっと雨だから、犬の散歩は雨があがった夜にした。9日、雨が続いて部屋中がジメジメするのでストーブをつけて乾燥させた。ごはんは何を食べてたのかあんまりよく覚えてない。コンビニばっかりいってたと思う。部屋においてる野菜がいつもと違うので見たらカビていた。外の荷物もカビそうなので、全部ひっくり返して干すが雨はまだまだふる。

そんなこんなで10日がきて、猫がやってきた。名前はお嬢にした。猫を預かる時も大雨だった。ひっくり返した荷物をかきわけて、部屋にいれるとおとうさんが興奮してゲージに食いつきケンカになった。ゲージによじ登ってシャーシャー鳴く小さいお嬢をなだめる。お嬢を見下ろすとびくっとするので、床に座ってお嬢が落ち着くのを待つ。犬はベッドにリードでつなぎ、お嬢はキッチンの隅っこに落ち着いた。結果的に目を合わさずにお互いの縄張りがキープされた。お嬢がたまにキッチンの棚から出てくるので、お嬢を抱っこしてうろちょろするとおとうさんと目が合ってまたシャーシャーウーウーと声を出す。おとうさんは、物言いたげにじっと見て、「ワン!」と高い声を出して目を合わさなくなる。1日目はこんなもんかと思いつつ、犬と猫がどうやって距離をつくっていくのが楽しみ。

インターネットによると、まずはお互いの縄張りをちゃんと用意すること。そのつぎにお互いの匂いを覚えさせること。お互いのご飯を交換したり、部屋を変えることでお互いの匂いを受け入れていくらしい。そして、ドア越しにお互い警戒しなくなってきたら、見えるところに近づいてみる。あとは犬がやりすぎたら注意したり、猫の居場所をつくったり。嫉妬しないように、公平に愛情をそそぐらしい。嫉妬が喧嘩の原因になるそうだ。

結構重要なポジションだった、わたし。3人の生活がはじまる。

2021年07月11日 BLOG

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