蛇谷 りえ / JATANI RIE

2歳児

最近、人の話をきいてると、自分のことのように辛くなったり、嬉しくなったりする。2歳児ぐらいの私が相手のやわらかいところを触ってる感じ。でも、一人になったら、別に他人のことなので、私はなにも変わってないし、失っていないのでケロっとしてる。それでも気持ちが持っていかれるので、疲れる。と、友達に話をしたら、「自分を守るためのハリネズミの針がなくなったのであろう」と言われて、そういえば、鎧みたいなのを着けて歩いてたことを思い出して、いつの間にか脱げてたことがわかった。

鎧を脱いだら、2歳児のわたしがいて、あちこちするので心配やけど、好奇心は止められない。ふにゃふにゃ言い出したら、静かな場所で寝かしたり、美味しいもの食べて元気ださせたり、あったかくしたり、どうしたのか話を聞いてみたり、2歳児の扱いもできるようになった。

まだ自分のペースを保つのは下手やから、迷惑かけたりもしてるけど。小さいりえちゃんって2歳児やったのか。と、友達の2歳のこどもをみて発見した。やけに仲良くなれる2歳児。

壁にぶつかる人たちをみて、わたしもその壁があったなあ。と思い返して、そのときやったことを言葉にしてみたり、わたしも今ぶつかってる壁に立ち向かおうとしたり。「現象だと思いなさい」と言われて、わかってるのに、そのことを忘れる自分もいて。自分に言い聞かせるように言葉にする。

稽古で、どうにも気持ちがついていかなくて、師範に怒られて、こどもみたいに泣きじゃくった日があって、大学生に「稽古が進まなくてごめんね」って終わったあとにあやまったら、「じゃたにさんは強くて、すごい人だとずっとおもってたけど、わたしとおんなじなんだなあってわかって、なんかうれしかったです。」って言われた。

2020年10月22日 BLOG

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