蛇谷 りえ / JATANI RIE

親密さ

再び、人の話を聞く。人の話って、あちこち回路が開かれたり、脱線したり、前後したり、描写が細かったり、たしかなことなのに、揺れてておもしろい。演劇みたいな情報量が流れていくけど、あまり気にせずただおもしろいなと思ってひたすら聞いてたら、やっぱり秘密の話にたどり着く。聞かれたら答えるけど、自分からは言わない。今日聞いた話は、わたしが聞かなかったら、誰にも言わないのか。そんな大げさなことでもないかもしれないけど、芯のある友達は近くにいなくてもいい、少なくてもいいから、わたしの秘密が安心して話せる人がいい。そういう人たちと何十年もの時間を、たまに会って好きなことを話したりして、過ごしてみたいな。

フジファブリックというバンドにはまってしまって、youtubeでひたすら探したけど、情報がバラバラで当時の空気感を知りたくて、CDを買いあさる。歌詞カードをガン見して、読み込む夏。志村くんの歌詞も曲も全部いい。季節感とか叙情詩が上手で、あのときの、ああいう気持ちは、こういう音楽になるのか、と関心する。儚くて、ほんの一瞬の感情、わたしはいつのまに忘れてしまったのだろう。

2018年07月26日 BLOG

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