蛇谷 りえ / JATANI RIE

ギャラリー

人がそろりと部屋にはいってきて、とぼとぼ歩いて、手で触ってみたり、目をとめてみたり、不思議になったり、「わからない」をとおりすぎようとする前に、声をかける。声の大きさ、話す内容、すべてが、微妙に関係していて、即興演技が始まる。その連なりを別の私がみてる。しゃべりすぎだったな、とか。力んじゃったな、とか。あの人、もっかいきそうだな。とか。入ってくる人も毎回違うから、トライ&エラーができて飽きない。場所はぜんぜん飽きないなあ。

直感で、わたしはこれだと決め打ちするときが多いし、だいたいそれが正解なことが多いから、信じてきたけど。ギャラリーの人になってみると、いろんな人がいろんな見方をしていくもんだから、あれも割といいな。と心が毎時間、揺れている。そうこうしてるうちに作品はなくなったりもするんだけど。作品を所有するよりも、この心の揺れがおもしろいから、こういう体験を蓄積できるなら、なくなっても寂しくないな。じっと作品をみる時間が最近なかったから余計にそう思う。

いい展示になったと思います。見たことないものを、誰かと見るのは、こんなにも難しくて楽しい。

http://www.tamitottori.com/news/log/201711_1005.html

2017年11月12日 BLOG

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