蛇谷 りえ / JATANI RIE

風と海

そこは風が吹いていて、自然の音が聞こえてきて、その音に重ねるように音楽を選ぶ。まきストーブがあって、その上にいろいろ焼いてみたり、煮込んだりする。ソファがあって寝転がって本が読んだり、うたた寝ができる。キッチンには保管できる倉庫みたいな棚にいびつな野菜がころがっていたり、干したり、貯蔵ができる。冷蔵庫は小さくていい。道具や調味料は少なくていい。大きな鍋は魔女みたいに草木を煮込んで草木染めをするためにある。タライがいくつかあってお気に入りの色を出そうと実験する。ミシンがあって、好きな服とか必要なものをつくる。リビングは音の跳ね返りが心地のいい空間で、寝るときと仕事以外はリビングにいたくなるぐらいお気に入りの空間がいい。キッチンはリビングに近くて、料理しながらお話ができる広さがいい。光もほしいけど、それよりも風通しがいいところがいい。海の気配がするぐらいの。庭には植木がいくつか、季節によってお花が咲いたり、実がなったり。畑はいろんな匂いがするハーブが育っていて、友人とぶつぶつ交換をする。魚つりをして、焼いたり干したりして食べる。お肉はたまに、おいしいお肉を食べる程度。仕事部屋は、手がとどく範囲にいろいろ揃っている。寝る部屋は、ふかふかのベッドとお気に入りの照明があればそれでいい。座り仕事なので、退屈にならないように料理をしながら、掃除しながら、うろうろするので、移動がめんどうだから広さはなくていい。寝室はなんとなく二階がいいかな。電気もそんなに明るくなくていい。お風呂ははいるときは長い時間入りたい。いつかのわたしの家で、いろいろ実験したいな。

2019年03月28日 BLOG

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