蛇谷 りえ / JATANI RIE

自転車たのしい

さいきん、自転車で豊中から大阪市内で自転車で移動をしはじめた。適当な人の量の阪急電車はきらいじゃないんだけど、電車代が気になったのと、同じ動作が続くのが苦しくなってきたので、気分転換に自転車にきりかえた。

自転車はやっぱり良い。両手がふさがって、iphoneをみなくなるから。あと、地面と直で接しているから、地面の輪郭がわかって楽しい。思ってもみないところで、段差があったりするとひゃっと身体が喜んでることがわかる。あと、マウンテンバイクだと、静かだから、すすすーっと道路や人ごみをすり抜けることができて、なんとなくあっちに行ってみることもできる。立ちこぎをすると、目線が誰よりも高くなって、気持ちがいい。そうやって静かにすすすーっと、目の前をさらりと触れて駆け抜けていく感じがいい。電車じゃ見えない風景に目に留まる。すれ違った人の匂いとか、服装とか、家のようすとか。さらにさらに、地面が絶対続いてることを教えてくれる。道に迷っても、見慣れたビルを目指せば必ずたどり着いたり、ずっとまっすぐいくとどこにたどり着くか、わからないところとか、でも、絶対どこかにたどり着くこととか。このまま、どこか遠くまで行ける気さえすることとか。それからそれから、車やバイクは、ここを走ってください。とか決まり事があるんだけど、自転車はあまりない。自転車人口もそんなに多くないから、まだ自由な方。といっても、自転車事故とか増えてきてるから、全部が自由じゃないけど、自分で行動することができるのが良い。車道の方向と逆らって進む事もできるし、時には横断歩道も渡る事もできる。そこまできっちりあんまり管理されてない。自転車置き場とかなんか厳しくなってるけど、それでも完全に管理されてない、管理ができない、すきまに入りこむことができるのはいいなあと思います。

2011年11月04日 BLOG