蛇谷 りえ / JATANI RIE

アルバム/ポートレイト

ソレとこれとは、違うかもしれないけれど、頭のはしっこで気になってる。

自分が生きてきた足跡かもしれない、写真がたんまりあって、自分が場所やだれかと出会ってつくった作品があって、ここにいて、これからがあって。これらの要素をいま、なにかひとまとめにしたいと思っている。まとめる、というか整理。どう整理しようかぼんやりしている。

とあるプロジェクトのお手伝いをして、モノをつくってる人をみて、ああ私はモノをつくるのがほんとうに不器用な人間だなーと思っている。でも、モノはやっぱりすきで、モノの力を信じていたりする。でも、好きと得意は別のようらしく、私はそれは出来ない性質らしい。モノでなければ、私はなにが得意なんだろうと、いろいろ考えていました。

また、同じその時間の中で、とある人の仕事がとてもかっこよかったのでメモをします。ある世界の中に介入し、身を振る舞う事はとても大変なことだと思っています。それは、その世界の中でのルール、その世界の周辺の人が持つ文化、関係性などが緻密に入り組んでいて、その中に異物である外部の人間が入るということは、かなり危険度の高い瞬間だと思っています。私はその目の前の世界にある気の流れみたいなものを極度に気にするし、そうした中で出来ることをしたいと思っているんだけど、その人は見事に上手に振る舞う。その世界の価値観を尊重しつつ、それぞれの持つ文化を大切にして、その中でその人が出来ることを見事にしている。その統括力というか、まとめる力がすごくって、お見事でした。

そういった動き方は、鳥取にいるおかあさんたちの振る舞い方にも重なるところがあって、女の人の持つひとつの能力のように思います。私もまたそういった動き方をしようとしてる自分に気づきます。

まとめる方法はたくさんあって、言葉だったり、モノだったり、行動だったりあるので、やりながら考えるっていう方法もあるけど、涼しくなったら勉強しようと思います。夏はあついので、もうしばらくフラフラしながら考えようと思う。

2011年08月09日 BLOG