蛇谷 りえ / JATANI RIE

久しぶりの再会

東京へいって、仕事の打ち合わせをする。仕事のことを考えていると、うーむ、と詰まってしまって、その詰まっていく感じが充実感もあるんだけど、ふと、肩に力がはいっていることに気がつく。その頭がぎゅうぎゅうに詰まっているときの、空腹は、全然体によくなくて、なにもいいことがない。不発。

そういうときは一回寝ようと思って、電車にのって遠出をする。友達の展覧会にいった。2.3年ぶりの友達と会うことも作品を見る事も久しぶりで、一回その詰まってるものをどこか遠くへ投げた。友達の見ているものは相変わらずでステキだった。何か、考えてる感じや、何かを包容しようとする感じにもとれて、見にきてよかったなあ、としみじみしながら、これまでのことをいろいろ話す。やっぱり展示やりたいな。たのしそう。

いろいろ話していると、さらにばったり久しぶりの人が目の前に立っていて、これは呑まずにはいられないね。と近くの小さな焼き鳥屋さんに入る。カウンターに小さな椅子が並ぶ。3人でこれまでのそれぞれの生活のこと、最近の思う事をふつふつ話して、ビールがすすむ。夏の終わりの、とてもいい時間だった。なにか、懐かしいかんじと、お互いを応援しあう感じがすごくよかった。

仕事のことばかりだけでなく、もう少し離れた広い世界のはしっこから考えると、いろいろが見えてきて風が吹く。しないといけないこともあるけれど、なにかまた違った次元でこうやって言葉を交わすのは、こんなに気持ちがいいもんなんだなあと、心地よかった。久しぶりの楽しいお酒。

2011年09月03日 BLOG