蛇谷 りえ / JATANI RIE

やっぱり夜の梅田はいい。

ビルとビルの間をとおる風が気持ちいい。夏が終わりそうな、この季節はなおさらに。大阪ではなんやかんややらねばいけない作業があって、集中しながら進めている。出会う人ごとに考える機会は多く。何かをまとめるように言葉がでてくる。言葉でわかりきったつもりになるのは避けたいんだけど、言葉を整理していくと、まるでそのとおりかのように立ち上がってくるので、嘘だー、と笑って消す。もしくは、語尾に、そうであればいいなと願います。とつける。

ふと、一人でこうしていろんな風景をみては、ああまた一人で見てしまったと思うんだけど、でもこれを言葉でいうには伝わらないし、説明するのもなんだか。と思うと、ぐっぐと飲み込んで、次の一歩をかっこよく踏み出そうと思ったり。

なにか、頭の中で考え事がしたくて、一人になっているところもある。集中して手を動かしながらもくもくと考え事がしたいなあ。考え事をするには、今回の東京への移動はいい機会な気がしている。

考え事、考え事、私の興味関心は、言葉ではなくて感覚的にざらっとしていて、それは今の仕事やピンと感じたできごととか、それぞれに関連していて、きれいにつながる分けでもなくもやもやしてる。これは一体なんだろうか。もうちょっとこのままにしながら、神様もう少しヒントをくださいと。逃げたくなる気分。たぶん、今は情報過多になっていて、ぼんやりしないといけないのかもね。せっかくの東京も、なんだか何も見たくない気分。とりあえず、会いたい人に会いにいこうと思う。

2011年08月30日 BLOG