蛇谷 りえ / JATANI RIE

〜的なもの

既存の装置を使いこなすには、訓練がおそらく必要で、やっていくしかない。しかしそのシステムはそれはそれはとてもよくできているので、のっかっていくと何も考えなくてすむけれど、そうなると自分の描いてるものとは違う方向にいくので、その軌道修正とかいうか、既存の回路じゃなくて、自分の回路をつくるために、体を動かしながら、頭をイメージさせている。

それでも、それが何からできているのかを知ることで、困惑されないというのはあって、これを省くとどうなるか、これを足すとどうなるか、とか、恐れずに探っていくことができておもしろい。結局は別になんでもいいんだけど。あるラインを超えると、なんでもありなってしまうから、そのラインってのは、私自身のセンスみたいなものでひとりで向き合いつつも、あの人やあの人は、一体どうしてるんだろう。と頭によぎる。

2013年01月14日 BLOG