蛇谷 りえ / JATANI RIE

目の前がたくさんありすぎて目がくらんでます

世界はとっても広いので、その世界にタッチしようと思って場所をはじめけれど、世界はおもってる以上にビシバシいろいろ飛びこんできて、そいつらに向き合うので精一杯です。1000本ノックばりの、世界のいろいろさに、すこしくたびれています。ただでさえ、世界には目にみえないたくさんのルールがあって、そのルールがあることを踏まえて無視したり、従ったりしてるけれど、その姿勢を保つことはそう簡単でもないし。それに、その世界で生きてる人間は、いろんな解釈や哲学をもって暮らしていて、人と人とが出会っては別れ、を繰り返したり、赤ちゃんができたりしているわけで。おまけにその地の歴史とか、人間そのものの歴史なんかもあって、そうなると、ものすごいフィルターがあるわけで、いまの私は一個一個みつめていくとキャパを超えそうで、一体みんなどうしてるんだろうか。私はどんどん記憶力が低下している。いっそのこと、家で引きこもっていた方が幸せなのかもしれない。無知であるほうが楽かもしれない。なんで、私はこんなところにいて、見なくてもいいものを見たり、知ってしまったりしてるんだろうか。強さってどこにあるの。

それでも、ビシバシ飛んでくるものごとは、どれも自分に対象化できるものだったりして、いっこいっこ眺めるだけでも勉強になることはある。それでも、そうもいってらんない体力や気持ちの問題もあって、これが大人なんだろうか。と、諦めるドアみたいなものを見つけた気がした。何かを得れたと思ったら、できてたことができなくなってることもあって、さてどうしたもんかな。

2013年03月14日 BLOG