葛藤
ドラマチックなひと時は、世界中のどこにでも起きていることを知っている。ただ、それを発見できるときとできないときがあるだけだ。その時は、ほんの一瞬で変わる。だから、そんなことの証明はべつにいまさらしなくてもいい。そう思ってたけど、暗闇の中で立っていると、このままずっとこうなのかなーと不安に思うこともあって、でも、そのひと時のおかげで気分があがることなんて往往にしてある。それは、ある日突然こどもの成長を感じることのように、植物に芽が生えていたように、直接自分がなにかしたわけでもないものごとに出会うと、ああ、世界はまだ大丈夫かもしれないって思える。そのために、やっぱり、そのひと時があることの証明は、もしかしたら重要かもしれない。とまた立ち戻ってしまう。この一瞬がたまらなく好きだ。この一瞬が光だ。一瞬は、出来事の全てじゃないことを表し、全てを把握できないこともふくめて好きだった。だけど、もうそれにこだわるのはやめたい。自分と周りがいっしょになってきたことに違和感を感じてきたから。次の好きを探したい。
2016年07月23日 BLOG