こんなとき
全然元気、忙しくないよ。大丈夫。笑顔でいってはみるけれど、見知った人にはナンダコノヤロー、シッカリシロヨと言葉が悪い。あれ、はて。おかしいな。関西人の1パターンという言葉がよぎって、あれ。相手のことよりも、光よりも早いスピードでツッコんで口が勝手にしゃべってる。アマノジャクのこまったおばちゃんが登場。やばい落ち着け、どうしたらいいだっけ。「ピアノアキコ。」のひとりぼっちなピアノの旋律とのびやかな声が体に染みる。痛い。えっと、とりあえず、犬が暴れてる。ごはんくれの合図。あ、ドッグフード買わなきゃいけないんだった。外は大雨だし、車出すのめんどくさい。そうだ、超おいしいご飯を作ってあげよう。あるもんで。やらなきゃいけない仕事をとめて、ご飯をたくさんつくる。コトコト、くんくん、いい匂い。犬は寝そべって待つ。あつあつごはんを冷ましてる間に、また仕事して、ふーっとひと息ついたら、ごはんごはんと寄ってきて、あ、そうだった。ごはんが冷めたよーと器によそう。次はステンレスの鍋じゃなくて、土鍋で炊くのが美味しそう。尻尾をふりながら、ごはんをたべて、満腹そうに寄ってくる。犬の頭を優しくなでて、言葉を一つこぼす。アマノジャクがどっかにいった。「自分は、どこまでが自分かわかる?」と、センセイの魔法の言葉がとおりすぎる。
2017年11月23日 BLOG