耐え忍ぶ
春のあたたかさが訪れても朝と夜はまだ寒い。調子にのって薄着して山にいったら虫にさされて足が腫れた。私が描く理想の世界は穴の中からぽわんと見える。穴から出ると見えなくなる。穴からはすぐそこに見えているのに、背伸びして手を伸ばしてみても手の届かないところにある。探しても探してもそこにいく道はなくて。途方にくれる。やりたい。というか、近づきたい。すこしでも1秒でも早く、そこにたどり着きたい。その気持ちを忘れないために手や体を動かすしかない。朝がきたら起きるし、夜になったら寝る。それぐらいの細やかなことを、周りにどんなに揺さぶられても決して見失わないように。優しく守っていきたい。いつか、その世界の入り口が現れたら、わたしも迷うことなく踏み出せたらいいな。
2016年04月15日 BLOG