北
北海道は見渡す限り森がある。空港から車で走ってると太い樹林じゃなくて、細い林がつづく。白樺みたいな白い木もある。ずーっと林が続いて、山じゃなくて、森。あれを森というのか。初めて認識したと思う。鳥取の端から端まで移動するぐらい運転してると、右には海が見える。左には牧場が見える。きれいな馬が何頭もパカパカ走っていて、いろいろどうでもよくなる。180度の水平線がみえる海には、おおきな昆布がゆらゆらしてちょっとこわい。動物園にいって、小雨の中たくさんの動物を見る。エゾリスはやっぱりかわいかった。動物は動きがいい。1日クロッキーをしていたくなるほど、動きが変。スローロリスののそのそ具合とレッサーパンダのトボケ顔とアライグマの意地悪そうな顔とツキノワグマのおっさん姿とキリンの首の具合とヒョウの歩き方と、ハイイロカンガルーが最強だった。なんであのこたちは歩かなかったんだろうか。オオワシもかっこよかった。もし森でオオワシが3羽ならぶ姿を見たら、もうだめだと思う。オラウータンは神様なんじゃないのか。こんな動物たちがこの地球上で生息しているなんて、これからは地球レベルで暮らしていこう。って思えるすばらしい展示でした。円山動物園。札幌をぐるぐる歩く。アイヌのあつし織を観察する。道の駅に立ち寄ってはソフトクリームを食べた。ソフトクリームが実は好きなのかもしれない。1日三つ食べたときは、次の日食べれなくなった。コンビニでヨーグルトを食べ、アイスも食べる。バターを買ってかえることをわくわくしていたが、コンビニやスーパーは不自然なほどに全国各地の食べ物が並び、北海道のものが少なかった。でも、とうきびの食べ比べができるのは羨ましく思った。結局デパートの特産物店にもたどり着けず諦めていたけど、空港で見つけて念願のバターを買う。本題のべてるの家は、まだ消化するのに時間がかかってる。ひとつひとつがとても儚くて、言葉にするとこぼれてしまいそうで。鳥取に帰ってきて、農協で買った野菜をたらふく食べると帰ってきた感が増した。外食続きでなぜか肉ばかりでテンション高めな旅だったから、星が見えることとか、静かな海とか、当たり前のことがおちつく。
2017年08月04日 BLOG