蛇谷 りえ / JATANI RIE

横顔

横顔と後ろ姿はわたしはわたしでみることができないのだけど、自分なりにぐるりのことをYESと思えるようになったら、どんなにズタボロでも、へなちょこでもかっこいいと思えるのだけど。影響を受けたものが、かっこいいものだったりすると、あのようにかっこよくなりたいと思ったりして、真似してみたりするんだけど、結局続かないのは、経済的だったり、変わらない性格だったりが、どうしても滲み出てくる、いや、漏れ出てくる、どうしようもない平凡さが。でもそういう平凡さが、いま逆にかっこいいと思える時代になってる気もして、時代というか、かっこいいと思えるようになった。

いよいよ、どんな風に受け取られようが関係ない。というか、周りに目をつむっているわけでじゃなくて、目を見開いた上で、堂々とできるような気がしてならない。それよりも自分なりにぐるりのことをYESと思えるように、自分のセンスが生活のスタイルに1分でも早く実現するように集中していきたい。そしたら、5年以上ぶりに再会しても、30kg太っていても、悩みに悩んでいても、子供が生まれていても、あの子たちは全然昔と変わらないと思ったし、別に変わってもいいし、変わらなくてもいい。誰かから見える横顔のことはまったく気にしなくていいから、しっかり地面を踏んで堂々とどうか生きて、私の前で笑っていてほしい。そんなことはまったく気にしなくていいような世の中になったらいいのにな。

2017年10月03日 BLOG