ルーティン

毎日食べるものだから、と食材選びを気にする。高い小麦もお醤油も油もお米も、いままでよりはたしかに高いけど、安いからたくさん食べようってならない。食べたいときに、美味しいものを家で食べたいから、美味しいものを選んでる。食材に、美味しくつくっている人たちに、ありがたくいただくのはなかなか気持ちがいい。

海にいくとワカメが落ちてるときいて、落ちてるワカメを食べさせてもらったらめちゃくちゃ美味しかった。もうワカメは買わなくていい。海にいったけど、ワカメがなくて、きいてみたら、いろいろタイミングがあるらしい。今度こそ海にいこう。筍を取りについていったら、竹林の中で、黒い頭を出して、奴らはいた。ぱっと見は気づかないから目を凝らす。ほおっておくと、竹林があれていくので、取らないといけない筍。黒い頭を掘り出したら、猪みたいなきれいな毛並みで動物の赤ちゃんみたいな重さ。だから、わたしは悪戯な赤ん坊があちこちにいる気がして、ぞくぞくする。

インターネットが不安定な日は読書する。日記を書く。運動をする。家に毎日いるので、ちょっとした不便さに気づくし、全然動いてないものに気づく。わかったことは、日当たりのいいところで仕事をすると捗る。ずっと座っていられる。音楽がなくても、光の動きで時間がたったことがわかって良い。そよ風も入ってきていい。でも、きっと春になったからで、冬になったらこの場所は寒い。今の季節に合わせた模様替えをしよう。