犬と砂丘
パトが、犬のおとうさんが雪のつもった砂丘で走ってるところを撮影したいと随分前から連絡があって、この前連れていった。おとうさんの首輪やロープを放したことは、3.4ヶ月の頃に公園で怒られて以来、やったことはなかったので、砂丘でそんなことをすると、二度と帰ってこないんじゃないか、と心配した。首輪を外す前に、懸命におやつを食べさせて、唯一できるおすわりをさせて、そのまま遠く離れて隠れてみる。そしたら、くーんくんとさみしそうな声をさせて、じっとして、ロープを放したら、一目散にわたしの元へ走ってきた。そのあとは、首輪を外しても、砂にはなをこすりつけてみたり、ぐるぐる走り回ってみたりするが、ちらりとわたしの方をみて、近づいてくる。遠くにいっても、丘の向こうから顔ひとつ分だけ覗き込んで、わたしがいることを確認して、また走っていく。声をかけると、ダッシュで走り寄ってきて、調子よくおすわりをする。嬉しくて、たくさんおやつをあげた。
2016年01月23日 BLOG