早く春こないかな。

なかなか記憶ってのは忘れないようで、ふとしたときに思い出すことが多い。特別忘れようと思ってないものは、どんどん忘れていくのに。忘れたいって気持ちはどっからやってきて、どこに流れていくんやろうか。忘れるってのは、どういう行為なんやろうか。ロボットは忘れたりしないんだったら、人間のこの忘れる行為ってけっこうすごいことが起きてるんやろうか。

近所のばあちゃんが１人でいるとボケる。みたいな話をしてて、うちのばあちゃんも最期の方一人でテレビみてたなあ。と思い出した。でも、ばあちゃんに話しかけたら、昔の話いっぱい聞かせてくれて、泣いたり笑ったりしてたんやけど。わたしもばあちゃんぐらいになったら、いっぱい思い出して泣いたり悔やんだりしながら、誰かに話を聞いてもらいたいものです。それまでは、忘れるぐらいがちょうどいいんやけどなあ。

レディガガが手術を受けるらしく、ファンへのメッセージに「私は夢を生きる」って言葉が翻訳されていて、「夢を生きる」ってどういう意味かわからず、思わず検索してしまいました。夢に生きる、じゃなくて、夢で生きる、でもなくて。夢を生きる。ひさびさにかっこいい人やと感じました。最近、身近な存在ばっかりで、なんかみんな結局人間なんやな。ってよくもわるくも思ってるけど。遠い存在てなかなかいなくて、つまんないなあと。でも夢を生きるレディガガは、きっと私もまだみぬ知らない世界を生きてるんやと思うと、同じ地球で生きてるのに、その遠い感じが嬉しく思いました。私は極悪を生きようと思います。